エミネム エイト マイル。 エミネム、243の楽曲を未許可で配信しているとして音楽出版社がスポティファイを提訴

映画エイトマイルを見た感想! 人生逆転劇がカッコよすぎる|レポートジャーニー

エミネム エイト マイル

2016年現在、テレビ番組 『フリースタイル・ダンジョン』や 『高校生RAP選手権』の影響で、フリースタイルラップバトルの巨大なブームが起きている。 まだ見ていない人からすれば、主役のラビットを演じた「史上最大のセールスを記録したラッパー」、エミネムのアイドル映画として語られがちな本作だが、その実は ラップバトルの世界を忠実に描いた熱血ドラマである。 ここでは、そんな『 8 Mile』のクライマックスである、ラップバトル大会の決勝戦を完全解説し、 2016年のフルースタイルブームにどっぷりとハマっている人々の耳にも色褪せないことを証明したい。 むしろ、日本でもラップが浸透してきている今こそ、その凄さがより認識できるだろう。 全てはここから始まったのだ。 まず、ラビットは「 313」という番号を連呼してオーディエンスを煽る。 「313」とは舞台であるデトロイトの市外局番だ。 では、どうしてこの番号が出たことでオーディエンスが盛り上がるのかというと、ヒップホップにおける 「レペゼン(represent)」という価値観のためである。 ヒップホップ文化では地元愛が強調される。 地元を代表( represent)して生きているという覚悟が常に試される。 バトルはその覚悟のぶつけ合いだ。 ここでラビットはデトロイトの観客に連帯を呼びかけることによって、自らのレペゼンを証明しているのである。 そして、同時に相手MCのパパ・ドクとその仲間たちを、デトロイトのストリートではよそ者だとディス(批判)を開始する。 MCバトルとはラップ技術の勝負であると同時に、いかに相手がかわしきれないまでのディスを打ち込むかが鍵となる。 しかし、そういう意味では、この時点で不利な状況にいるのはラビットの方だ。 何故なら、 ラビットは相手にディスられるポイントが満載だからである。 自身が白人ラッパー(黒人文化であるヒップホップでは白人を受け入れにくい風習がある)• 友達がダサいやつばかり• 恋人が別の男に抱かれていた• 超貧乏な家族とトレーラーハウス暮らし しかし、ここでラビットは相手が必ず突いてくるであろうそれらのディスを、 あえて自己申告的にラップしてしまうのである。 これは、自虐ネタとして場を盛り上げるだけの作戦ではない。 相手のラップのネタを奪った上で、 同じく苦しい生活を送っているはずのオーディエンスの共感を完全に集めてしまったのだ。 そして、これはラッパー・エミネムの 性そのものでもある。 この瞬間にヒップホップファンは、エミネムが自分の不幸な生い立ちをどこまでも攻撃的な言葉でラップしてきたことを思い出す。 そう、ラビットとエミネムにとっては、 不幸を言葉にして吐き出すことこそが、社会に対する反撃だったのである。 それだけでは終わらない。 ラビットは パパ・ドクが私立校出身で、裕福な家庭で育っていることをブチまける。 ギャングスター気取りでラッパバトルに君臨してきたパパ・ドクからすれば、かなり痛い暴露だ。 そして、現実世界では「勝ち組」であるはずのパパ・ドクが、ここでは敗北感を強めていく過程が面白い。 ラビットは パンチライン(決め台詞)のみならず ライミング(押韻)も冴え渡っている。 ここで時間切れになってしまうが、ラビットの猛攻は終わらない。 時間切れになってもラップを続けるのは重大な反則だが、構わずに目に映る全てをラビットは攻撃し続ける。 今ではセレブリティっぽくなっているエミネムだが、当時はこんな風に誰彼構わず毒づく危険なラッパーで、人権団体や他のミュージシャンから度々批判を受けていた。 当然、ここで何をラップしても後攻パパ・ドクの勝ちなのだが、彼は何もラップすることができない。 お飾りのギャングスター・ラッパーだった彼は、言いたいことを全部ラビットに言われてしまった上、会場は完全にラビットの味方だ。 収まらないオーディエンスの「ワック( Wack=つまらない奴)」の大合唱。 パパ・ドクは無言でマイクを置き、ラビットの勝利が決まる。 今観ても、エミネムのラップスキルは凄まじく、この決勝戦における彼の説得力は文句のつけようがない。 『キャプテン翼』が数多のサッカー少年を生み出し、『スラムダンク』が数多のバスケ少年を生み出したように、『 8 Mile』は数多のラッパーを生み出した。 その価値はあまりにも偉大である。

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エミネムの伝説的自伝映画『8 Mile』は何が凄いのか

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この項目では、について説明しています。 については「」をご覧ください。 を舞台にした、の半自伝的な作品で、彼の初劇場主演作である。 当初はアイドル映画だろうと揶揄されていたが、真摯なストーリー、トレードマークの染め上げた金髪を本来のダークグレイにして主人公を演じきった。 主題歌「 Lose Yourself 」はを受賞した。 ストーリー [ ] かつて隆盛を極めたアメリカの自動車産業は、もはや没落した。 デトロイトには都市と郊外を隔てる境界線がある。 「8マイル・ロード」。 この道は富裕層と貧困層、そしてととを分けるラインになっている。 母と妹とで暮らす白人青年B・ラビットこと、ジミー・スミスJr. (エミネム)。 ガールフレンドと別れ、アパートを追い出された彼は母親宅に転がり込むが、トレイラー・パークに住む母親のステファニー(キム・ベイシンガー)は呑んだくれで、ジミーの高校時代の上級生に骨抜きにされ、仕事も行かない。 通勤中もリリックを綴るジミーの夢は得意ので成功し、いつかこの貧困や犯罪とは縁のない、8マイルの向こう側に行くこと。 しかし「ラップは黒人のもの」という世間の先入観やプレッシャーから、友人達の猛烈な後押しもむなしく、シェルターで行われるに勝ち残ることができない。 そんなある日、バイト先のプレス工場でを夢見るアレックス(ブリタニー・マーフィ)に出会う。 彼女もまた8マイルを越えたいと願う人間で、二人は恋に落ちる。 だが、成り上がりたい一心のアレックスは別の男と関係を持ち、ジミーは絶望を味わう。 それぞれの思いが交錯する中、暴力、裏切り、貧困を乗り越えるため、ジミーはマイクをつかむ。 ジミー・スミスJr. - ()• アレックス - ()• ステファニー・スミス - ()• リリー・スミス -• チェダー・ボブ - ()• ソル・ジョージ - ()• ウィンク - ()• パパ・ドク - ()• ジャニーン - ()• グレッグ - () 脚注 [ ].

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エミネム、楽曲が無許可で大量配信されSpotifyを提訴(Rolling Stone JAPAN)

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貧困と暴力、ドラッグの蔓延する街デトロイト 実在する8マイル・ロードでエミネムの見た青春とは!? 映画興行ランキングで1位を獲得するなど、説明不要の大ヒット映画『8マイル』。 貧困や差別を真正面から描くストーリ-、そしてした素晴らしい映画音楽でヒップホップに興味のない人でも映画館で思わず 感動してしまうという。 BARKSの過去のインタビューとともに、映画を通じてエミネムの実像に迫りたい。 ドラッグ、貧困、白人への逆差別……、白人ラッパー・エミネムはここから生まれた 映画予告編映像 大ヒット上映中です! 監督:カーティス・ハンソン 主演:エミネム、キム・ベイシンガー、ブリタニー・マーフィほか 全国ロードショウ中!! かつてはアメリカの誇りだった自動車産業は、経済と人種から分極化。 さらに史上最悪の暴動まで引き起こし、いまではドラッグが蔓延する、没落した帝国と化してしまった。 ここは都市と郊外、さらに白人と黒人とを分ける分割ラインにもなっている……。 数々の差別撤廃運動がアメリカ中の州議会から非難を浴びている昨今、皮肉にも白人ラッパーEminemのヒップホップスタイルが差別を受けているというのだ。 「黒人からは『何でもっと白人らしくしないんだ? 白人らしくロックを演ればいいじゃないか』と言われ、白人からは『お前、黒人になりたいんだろう』と言われるよ」 時折りぶつかる人種の壁について聞かれたEminemはこう答えている。 「そんな言葉、もう耳にタコが出来るほど聞いてきた。 白人問題が持ち上がると、毎回こうやって攻撃されるんだ。 俺のライフストーリーってわけじゃないし、俺が俺自身を演じてるわけでもない。 映画の中で俺に似てるガキを演じてるってだけだ、Jimmy Smith Jr. って名前のね。 で、基本的にはヒップホップ・ムービーなんだけど、何かドラマがあるって言うか……ヒップホップ映画で、音楽が扱われていて、なおかつこれだけドラマ性があって、それでもやっぱりヒップホップ映画だって作品は今までなかったと思う。 構想がビッグだし、すげえことだよな。 だってさ、音楽の話でもあり、主役のガキがどこで、どうやって成長していくかって話でもあるわけだから。

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