妊娠 中絶。 人工妊娠中絶の種類・手術法・リスク・不妊症との関係 [婦人病・女性の病気] All About

中絶(人工妊娠中絶)~からだと心のケアをしっかりと~

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初期中絶手術の方法と流れ ここでは、妊娠12週末未満の中絶手術について、受診から手術後までの一般的な流れや手術の方法を解説します。 初期妊娠中絶の方法 初期妊娠中絶は、妊娠11~12週未満までの場合に実施することができます。 中絶方法としては、掻把(そうは)法と吸引法の2種類があり、クリニックによってどちらかの方法を選択したり2種類の方法を併用したりします。 掻把法 スプーンのような細長い器具あるいは、特殊なハサミ状器具(胎盤鋏子)を使って、子宮内から胎児や付属物を掻き出す方法です。 器具がシンプルなので、感染などのトラブルを起こしにくいのが利点です。 熟練の腕前の医師による手術ではほとんど心配ありませんが、器具の細長い形状によって柔らかな子宮を傷つけてしまう危険性が少なからずあります。 吸引法 子宮の中を強力な吸引器で吸い出す方法です。 手術時間を短縮出来る利点はありますが、陰圧により子宮内壁の微細な血管を傷つけて出血量を増やすことがあり、妊娠週数の進行した中絶手術には対応出来ないという欠点があります。 また、洗浄、滅菌に手間がかかり、器具を正確に滅菌しないと感染症を引き起こす原因となります。 クリニックによっては、手術をしやすくするために、前日に、子宮頚管を広げるラミナリアという器具を挿入します。 ラミナリアは海藻でできた棒状のもので、少しずつ体内の水分を吸って膨張していき子宮の入り口を広げます。 人によっては、痛みが出る場合もあります。 初期妊娠中絶の流れ 初期妊娠中絶の受診から手術までの一般的な流れは次の通りです。 受診 保険証を持って産婦人科、婦人科を受診します。 尿検査、エコー検査、内診などで妊娠の診断をし、中絶手術を受ける場合、血液検査を行って手術日を決定。 手術に関する説明と同意書などの書類についてのお話があります。 エコー、尿検査、血液検査には保険が適応されないので、一般的に診察代はおよそ1~2万円程度かかります。 手術前日 クリニックによっては、手術をしやすくするためにラミナリアを挿入し術前処置をします。 基本的に、夜9時以降は飲食をしてはいけません。 また、手術後の入浴はできないのでお風呂に入っておきましょう。 手術当日 朝起きたら、前日同様飲食はできません。 指定時間までに病院へ向かいます。 手術直前 トイレを済ませ、血圧・脈拍を計測。 麻酔の前準備の注射をし、点滴を受けます。 手術台へ上がり、膣を消毒。 準備ができたら、麻酔をします。 静脈麻酔の場合は点滴から注射をすると、10程度数えると眠ってしまい、あとは手術が終わるまで目覚めることはありません。 人によっては、麻酔が効きにくい体質の人もいるので、効いてないような気がしたら、その時点で医師にきちんと伝えるようにしましょう。 手術 掻把法あるいは吸引法によって、子宮内の胎児及び付属物を取り出します。 5~10分程度で手術が終了し、あとは、麻酔が切れて目覚めるまで病院のベッドで休みます。 おおよそ4~5時間程度で帰宅ができます。 手術後 2、3日は安静にし、処方された薬(子宮収縮剤・抗生物質など)を飲みます。 無理をすると体が弱っているために感染症等にかかりやすく、後遺症がのこることもあります。 シャワー等は、クリニックの指示によりますが、入浴は術後1週間は控えましょう。 術後検診は、子宮内がきちんと回復をしているか調べるために必ず受けるようにしましょう。

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流産と中絶の違い

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中絶手術を受けるには、原則として本人(あなた)とパートナー(子供の父親)の同意書(署名・捺印)が必要です。 なんらかの理由でパートナーの意志確認ができない場合(死亡、不明など)には、本人の同意だけでもかまいません。 中絶手術の当日には、必要書類のほか、生理用ショーツとナプキンを用意します。 入院の用意(パジャマ、洗面用具など)が必要なこともあります。 麻酔をかけたときに嘔吐することがあるため、手術の前10時間ぐらいから水をふくめて飲食はいっさいできません。 また診察のさまたげになるので、化粧やアクセサリーもしてはいけません。 服装はスカートなど、脱ぎ着のしやすいものにします。 不明の点は、病院に確認してください。 子宮口をあらかじめ開いた上で、キュレットというスプーン状の器具や鉗子で胎児と胎盤を除去、または吸引する方法です。 通常は10分から15分程度の手術で済み、痛みや出血も少ないので、体調などに問題がなければその日のうちに帰宅できます。 個人差はありますが、からだに負担がかかるため、通常は数日の入院が必要です。 また中絶後は役所に死産届を提出し、胎児の埋葬許可証をもらう必要があります。 また掻爬や吸引は手探りでおこなうため、胎盤の一部が残ったりまれにですが子宮を傷つけることも起こりえます。 子宮や卵管が感染症などで炎症を起こすと、不妊症や子宮外妊娠の原因となることがあります。 さらに子宮口を人工的に広げるため、流産や早産をしやすくなることもあります。 妊娠中期の中絶では、子宮収縮剤の影響で子宮破裂を起こすこともあります。 以上のようなケースは少数ですが、リスクとして知っておいてください。 また妊娠を知ってから中絶を選択するまでの期間に、パートナーとの気持ちの行き違いなどなら、男性不信におちいる女性もいます。 こうした心の負担を積み重ねないためにも、妊娠を望まない場合には避妊をしっかりおこない、中絶をくり返さないようにしましょう。

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高齢出産の方の中絶手術について!高齢出産のリスクとの関係

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母体保護法という法律で定められた適応条件-があります。 平成25年12月13日に改正された母体保護法の第一章、第二条に、「人工妊娠中絶とは、胎児が、母体外において、生命を保続することのできない時期に、人工的に、胎児及びその附属物を母体外に排出すること。 」と定義されています。 そして人工妊娠中絶は、母体保護法という法律に順守して施行されなければいけません。 法律的には、母体保護法により定められた適応条件(表)のある場合にのみ行い得ることで、この適応条件を守らなかった場合は母体保護法違反となります。 したがって、患者の求めに応じて行なわれるものでありません。 一般に人工妊娠中絶手術は、危険度からいって妊娠11週までに行うことが望ましいとされています。 そのため、望まない妊娠、継続できない妊娠については、早期の診断から妊娠に関わる人すべてへの指導・カウンセリング、そして対処がとても重要となります。 学校においては、予定の月経が来ないなどの妊娠を疑うべき徴候を、生徒が自ら疑えるように、自分の身体の変化に気づくようにする教育と、そのことを親や教師に相談できる環境作りが最も大切です。 )は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。 一 妊娠の継続または分娩が身体的または経済的理由により母体の健康を著し く害するおそれのあるもの 二 暴行若しくは脅迫によってまたは抵抗若しくは拒絶することができない間 に姦淫されて妊娠したもの 2 前項の同意は,配偶者が知れないとき若しくはその意志を表示することがで きないとき又は妊娠後に配偶者がなくなったときには本人の意思だけで足りる。 「学校医と養護教諭のための思春期婦人科相談マニュアル」より引用。

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