スポック 博士。 スポック博士の育児書

ベンジャミン・スポック博士

スポック 博士

スポック博士ってご存じですか? ベンジャミン・スポックと言いますね。 そうそう、あの、 『スポック博士の育児書』のスポック博士です。 この育児書が初めて出版されたのが1946年。 その後版を重ねて、第6版が出版されたのが1992年。 そうして最終版となる第7版が1998年の出版。 日本では第6版まで翻訳されて「暮しの手帖社」から出版されていますね。 しかしながらその発売は1997年。 う~ん、原書が出版されてから日本語版が出るまでかなりの年月がかかってますね? 第6版の日本語版が出てから翌年には原書の第7版が出版されています。 「暮しの手帖社」は第7版を翻訳する気があるのでしょうか? なんだかないみたいな感じがいたします。 でもね、第7版こそ正確に翻訳して出版して欲しいと思うのです。 なぜ私が『スポック博士の育児書』第7版に期待するのか? それは第6版までのスポック博士の主張と180度変わったからなのです。 それまでは、牛乳・乳製品を勧めていたスポック博士が、 7版では逆に飲ませないように、と書いているからなのです。 牛乳だけではなく、肉も必要ない、と書いているそうです。 一体何があったのでしょう? 実はスポック博士自身が病気になっちゃったのですね。 病気だったら誰でもなり得る? そうですよね?しかしスポック博士は病気から復帰した。 それだって誰にでもあり得る? そうですよね? スポック博士は85歳のとき、脳梗塞にかかりました。 それまでも不整脈治療のためペースメーカーをつけ、 強心剤の常用、減量プログラムなどを受けていたのですが、 経過ははかばかしくなかったそうです。 手足が不自由で、特に足の筋肉が衰えていたそうです。 そこに脳梗塞。 担当の医師からは治る見込みはない、といわれていたそうです。 ところがスポック博士は脳梗塞から三年後、 「セルフケア(自ら行うケア)」に着手し、 もっとヘルシーな食事への大転換を決断したということです。 その結果、2週間後には慢性の気管支炎が消え、 3ヶ月後には23kg減量ができて、そればかりではなく、 これまでよりずっとエネルギッシュになり、風邪一つ引かなくなり、 脳梗塞の後遺症による体の麻痺も改善されて 一人で歩けるようになった、ということです。 以来スポック博士は、人間の体にとってふさわしい食生活をする 「セルフケア」が、病気予防や改善、健康維持にとって どれだけ重要かを人々に訴えるため、全米を精力的に講演して回ったそうです。 そうして『スポック博士の育児書』の改訂にとりかかった。 その中で、前述したように180度違った内容を述べているのです。 これは勇気のいることだと思います。 だって今まで何十年も同書で述べていたことが間違いだった、 ということを認めることになるからです。 しかしスポック博士は内容を改訂して、出版しました。 その後、94歳と10ヶ月で亡くなりました。 というわけで私は第7版の翻訳の出版を期待しているのであります。 しかし、これは日本では日の目を見ないかも知れませんね? そんな感じがいたします。 (原書) スポック博士没後に、スタッフがさらに改訂したのですね。

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スポック

スポック 博士

この原著の初版は1946年で、42か国語に翻訳され世界中で5000万冊も販売されたといわれるほどに圧倒的な影響力を発揮した育児書であった。 アメリカでは1946年の初版につづいて、1992年に第6版、1998年に第7版、2004年に第8版が出版されている。 日本でも、赤ちゃんが生まれると誕生祝いに日本語版を贈ることが流行ったというから、1970(昭和45)〜1980(昭和55)年に母親になった女性(現在60〜80歳)のなかにはこの育児書を読んで子どもを育て、一層強固な牛乳信者になった人もいることだろう。 実際、日本の母子健康手帳および副読本はこの育児書を参考にしてつくられた。 日本では1966(昭和41)年に、高津忠夫・監修の和訳・初版が原著・第3版(1957年)に拠って、暮しの手帖社から出版された。 その後、1992年にアメリカで出版された英文の第6版が、故高津忠夫と奥山和男の監修で『最新版・スポック博士の育児書』として翻訳・出版され、2006(平成18)年現在、13刷を重ねている。 日本語版での牛乳に関する文章は初版でも最新版でもほとんど変わっていない。 日本語の最新版(原著第6版)には次のように書かれている。 牛乳には、人間の体に要る、ほとんど全部の成分が、含まれています。 つまり、蛋白質、脂肪、糖分、ミネラル、それに、たいていのビタミンが入っています。 もっとも、よくバランスのとれた食事をしている子なら、牛乳をのまなくても、他の食べものから、こういった大切な栄養素をとることができますが、カルシウムだけは例外です。 牛乳は、カルシウムをたっぷり含んでいる唯一のたべものなのです。 だから、どんな形にせよ、よちよち歩きの子には、一日に450cc〜560cc、もっと大きい子には、700cc〜950ccの牛乳を与えなければいけないのです。 といっても、こどもは、日によって、また週によってほんの少ししかのまなかったり、とてもよくのんだり、ムラの多いものだということを忘れてはいけません。 いつまでも牛乳をのませようとおもったら、あまりほしがらないときは、しばらく少しにしてやればいいし、まったくのみたがらないときはそっとしておくことです。 けっして無理じいをしてはいけません。 ただし、二、三週間たっても、まだ700ccにもどらないときは、牛乳を使う料理を考えるなりして、たべさせる工夫をしてください。 このようにスポック博士は、幼児に多量の牛乳を飲ませるよう母親に説いていた。 ところが博士は、1998年の第7版で、牛乳に対する考えをそれまでと180度変えてしまった。 スポック博士は、「自然界には、離乳期を過ぎてミルクを飲む動物はいない。 人間も同じで、離乳期を過ぎたらミルクを飲まないことが正常である。 ……(中略)……必要なタンパク質を植物から摂ったほうが、子どものカルシウム・バランスは良くなる」と述べ、1歳未満の子どもは母乳で育てるのが自然で、離乳期を過ぎたら植物性の食品を食べさせよと強調するようになったのである。 日本語の最新版は第6版に拠っているからこのスポック博士の考えを伝えていない。 英語版はさらに改訂されて2004年に第8版が発行されているから、アメリカで最新版といえば第8版のことである。 第6版を翻訳した日本語の最新版は原著最新版とは似て非なるものである。 第8版は次のような、乳・乳製品に対するスポック博士の新しい見方を伝えている。 アメリカ人の心臓発作に到る過程は子どものころから始まっている。 すでに3歳で、多くのアメリカの子どもの動脈壁に脂肪が付き始める。 12歳の子どもの70%に動脈硬化の初期変化がみられ、21歳になるとほぼ全員に動脈硬化が始まっている。 肥満がアメリカ社会全体を覆うようになった。 アメリカは社会全体で食生活を変えなければならない。 最悪の食品は乳・乳製品である。 長い間、お医者さんは、少年少女がたっぷりカルシウムを摂らないと、年をとってから骨がもろくなってしまうと言い続けてきた。 事実、米国科学アカデミーは1〜3歳の子どもは一日500mg、4〜8歳は800mg、9〜18歳は1300mgのカルシウムが必要だと述べている。 こんなにたくさんのカルシウムを摂るために、一番手っ取り早い方法は牛乳をたっぷり飲むことである。 アメリカは国をあげて『もっと乳・乳製品を!』という宣伝キャンペーンを繰りひろげてきた。 しかし、最近、こんなに大量のカルシウムが子どもに本当に必要なのかと疑問を投げかける専門家が現れるようになった。 骨を丈夫にするのは、カルシウムではなくて運動(身体活動)なのだ! よく運動する少女ほど骨が丈夫(骨密度が高い)であった。 個人的なことになるが、私(スポック博士)は、88歳になった1991年から乳・乳製品を完全に絶ち、肉は脂身のない部分を少ししか食べないという食生活に切り替えた。 この食事にしてから2週間で、長年の抗生物質の治療で効果のなかった慢性気管支炎が消えた。 私の中高年の友人で、食事から乳製品や肉を除くことによって持病の心臓病がよくなった人が何人もいる。 この種の食事が効果を発揮するためには、精製しない穀物、たくさんの野菜・果物を食べて、よく身体を動かすことが必要である。 私はもはや、2歳を過ぎた人間に乳・乳製品を勧めることはしない。 たしかに、乳・乳製品が望ましい食物だと考えていた時期もあった。 しかし、最近の多くの研究や臨床経験に基づいて、医師も『乳・乳製品はよいものだ』とする考えを見直さざるを得なくなったのである。 子どもに乳・乳製品を与えてもよいのは1歳(最初の誕生日)までである。 体重が生まれたときの3倍になれば子どもはもはやミルクを必要としない。

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罪と罰――

スポック 博士

概要 [ ] 原題は「赤ちゃんと子供の育児の常識についての本」という意味である。 1946年にデュエル・スローン・アンド・ピアース社から出版された。 出版から6年で600万冊販売され、何か国語かに翻訳された。 世界各国で幅広く翻訳され、日本でもから第6版まで翻訳版が出版されている。 「育児の聖書」のように言われ、後、アメリカのの生活スタイルと相俟って広まったものの、その中の示唆の一部にはその後、異議が唱えられたものも少なくない。 思想や流行の変化、科学的事実の変化を取り入れて、何年かごとに内容が改訂されてきた。 1992年、スポックは88歳であったが生きているかぎり本を改訂すると述べた。 その言葉の通り、彼は1957年第2版、1968年第3版、1976年第4版、1985年第5版、1992年第6版、そして死去と同年の1998年に第7版と六回の改訂を行った。 さらに妻のメアリ・モーガンはスポックは死ぬ前に本の改訂を可能にしたと述べていて 実際に2004年に第8版が出された。 育児書には共著者もいたが、1997年にスポックの代理人が、スポックは第7版に非常に深く関わったと述べた。 内容の一部 [ ]• 両親の役割• 医者のかかり方• 人工栄養とビタミンと水• 食事も食事の時間も変えていく• 毎日の赤ちゃんの世話• は自立を妨げる• 予防接種• 乳児について• 排泄のしつけ 1946年以来、最初のページに、「あなたが考える以上にあなたは知っています」と書かれている。 第4版では、の批判を受けてにならないように書かれた。 第7版では、核戦争やコンピューターゲームについて書かれている。 第7版では、2歳になればもう乳製品は必要なく、植物性の食べものだけを食べるという内容になった。 これは晩年のスポックが、病気になったのでをはじめ、そして健康を回復したことが理由である。 「個人の自立を促すため、泣いても抱っこせず泣かせなさい」 「母乳と抱っこに頼りすぎると大人になってから自立が難しくなる」 これにより不足なり、なりやすくが増えたと言われている。 加えてに問題を起こしたり、母親になり育児放棄をするなどの要因が疑われている。 脚注 [ ]• The New York Times, March 18, 1998 関連項目 [ ]• 参考図書 [ ]• ベンジャミン・スポック、マイケル・ローゼンバーグ 『スポック博士の育児書』暮しの手帖社、1997年10月。。 原著 Dr. Spock's baby and child care , 6 edition, 1992• Benjamin Spock, Steven Parker, Dr. Spock's Baby and Child Care, 7 edition, 1998• Benjamin Spock, Robert Needleman, Dr. Spock's Baby and Child Care, 8 edition, 2004 外部リンク [ ]• (英語) この項目は、に関連した です。 などしてくださる(・/)。

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